広い宇宙の片隅に、地球とよく似た生物が住める星があった。
その星の名を「フェアリー・スター」。
フェアリー・スターは、地球の10分の1の大きさながら、
緑と水に恵まれ、人口1億人の生物が住むのに適した星であった。
そして、地球の周りを月が回っているように、
フェアリー・スターの周りを「デビル・スター」という衛星が回っていた。
しかし、デビル・スターは、フェアリー・スターとは対称的に
劣悪な環境で、生物が住むには非常に困難な星であった。
その衛星の性質を活かし、フェアリー・スターで強盗殺人などの重い罪を犯した者は、
囚人としてロケットでデビル・スターへ送られ、地獄の日々を味わう事になるのであった。
この天然の牢獄の恐怖のおかげで、
フェアリー・スターの治安は、かろうじて守られていた。
しかし、このような劣悪な環境下にあっても
強靭な体力と精神力、適応力を持った者は、生き延びて、
更には、謎の天体X(エックス)から放たれるフレアーと呼ばれる特殊な光線を浴びて、
強大な魔力を身に付けるのであった。
そして、250年に1度、フェアリー・スターとデビル・スターは、
ぶつかるぐらい接近する事となる。
その最も接近した時を狙って、デビル・スターに送られた囚人達が
フェアリー・スターに戻って来る事になり、強大な魔力を持った囚人達によって
フェアリー・スターに甚大な被害が出る事となる。
それを阻止しようと考えた科学者達は、
囚人達に対抗出来る無敵のコスチュームを開発し、
そのコスチュームを着た1人の少女によって、次々と囚人達は倒され、
フェアリー・スターに平和が戻る事となる。
しかし、あの悲劇から250年が経った今、
再びフェアリー・スターに、あの悪夢が甦ろうとしていた・・・。