とある少女が人通りの多い道路を歩いていた。

 

すると、そこへ、つむじ風が・・・。

 

少女は、つむじ風に包まれ、神隠しにあったように忽然と姿を消した。

 

男性A男性A

なんという事だ!

私の前を歩いていた少女が突然、消えたぞ!

これは魔星の仕業であった。

 

エッグエッグ

ハッハッハッ、少女を誘拐するなんて楽勝だぜ。

チキンチキン

デビル・スターでパワーアップした分、

もう車の中に連れ込むなんて必要が無くなった。

エッグエッグ

これからはポリ公なんて恐れなくてもいいし、

誰も俺達を捕まえられないだろう。

チキンチキン

じゃんじゃん誘拐して身代金でガッポリ稼ごうぜ。

そして、みさとりん達は、スター・シップ内にあるモニターを通して、この魔星達を見ていた。

 

由衣由衣

この「エッグ」と「チキン」は兄弟で、誘拐の常習犯よ。

由夏由夏

このままでは少女が危ないわ。

みさとりん、出動よ。

エッグエッグ

しかし、最近、みさとりんというガキが

魔星達をことごとく始末しているそうだぜ。

チキンチキン

ああ、知ってるぜ。

なんでも魔星達の前に突然現れるんだってな。

エッグエッグ

一体、どういう事だ?

チキンチキン

でも、この場所だけは絶対分かりっこねえよ。

みさとりんみさとりん

それはどうかな?

エッグさんとチキンさん。

エッグエッグ

お、お前は「みさとりん」!

チキンチキン

何故、俺達の居場所が分かったんだ?

みさとりんみさとりん

それは言えないわ。

エッグエッグ

そうか!

みさとりんは俺達が発するフレアーを

検知出来るって聞いた事があるが、本当だったんだ!

チキンチキン

なんだとーっ!

みさとりんみさとりん

知ったところで、もう遅いわ。

バブル・ラップ。

エッグとチキンは泡に包まれた。

 

エッグエッグ

ま、待ってくれ・・・。

俺達の言い分も聞いてくれ。

みさとりんみさとりん

そんな暇は無いわ。

他にも退治しなければいけない魔星は山ほどいるのよ。

チキンチキン

た、頼む・・・。

みさとりんみさとりん

問答無用。

あなた達の悪事は全て知っているわ。

聞いたところで何も変わらないわ。

シュート・イン。

エッグエッグ

うわーっ!

チキンチキン

おわーっ!

エッグとチキンは闇の彼方に消え去った。

 

みさとりんみさとりん

怖くなかった?

少女A少女A

みさとりん、助けに来てくれたのね。

みさとりんみさとりん

どうして私の名前を?

少女A少女A

いつも魔星達を退治してくれてるスーパーヒーローなんだよね。

みさとりんみさとりん

ウフフ・・・。

そんな風に言われると照れ臭いわ。

みさとりんは照れ臭そうに手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこする。

 

少女A少女A

握手して下さい。

みさとりんみさとりん

ええ、いいわ。

みさとりんが、握手しようとした時、

 

少女A少女A

手袋を外して素手で握手して下さい。

みさとりんみさとりん

手袋のままじゃ駄目なの?

少女A少女A

素手で握手したいな。

そして、みさとりんは手袋を脱ぐ・・・。

 

すると、プ~ンと異様なニオイが周囲に漂った。

 

みさとりんみさとりん

(こ、このニオイは!

昨日のニオイと同じだわ!)

そして、みさとりんと少女は固い握手を交わした。

 

少女A少女A

きゃーっ、みさとりんと握手出来た!

少女は、感激のあまり、両手を口元にやり、足をジタバタして喜んだ。

 

しかし・・・。

 

少女A少女A

(な、何?このニオイ・・・。

なんで私の手は、こんなに臭いの?

連れ去られる前に野良猫を触ったからかしら?

ま、いいわ)

みさとりん、ありがとう。

みさとりんは、少女を安全な場所まで避難させた後、少女を見送った。

 

そして、みさとりんはその後、右手のニオイを嗅いだ。

 

みさとりんみさとりん

うわっ、くっさぁ~。

みさとりんは、あまりの臭さに驚く。

 

みさとりんみさとりん

私の手って、こんなに臭くなっていたんだー。

そりゃ、そうよねぇ~。

これだけ連日、魔星達と戦ってるんだから・・・。

みさとりんは、更に右手の手袋の中のニオイも嗅ぐ。

 

みさとりんみさとりん

く、くっさぁー!

スター・シップに戻った「みさとりん」は、一度、変身を解除。

 

そして、再び「みさとりん」に変身し直し、手袋を脱いで

手のニオイと手袋の中のニオイを嗅いだが、別に問題は無かった。

 

みさとりんみさとりん

あら、不思議。

変身直後は臭くないわね。

そして、スター・シップ内で次なる魔星の調査をしていると、

無意識に手袋をした右手の人差し指を鼻の下に当てていた。

 

人差し指が鼻の下にある事に気付いた「みさとりん」は、少し手袋のニオイを嗅いで、

 

みさとりんみさとりん

この手袋って、外側は臭くないわね。

あっ、そうだ!

みさとりんは手袋を脱ぎ、手のニオイを嗅いだところ、

 

みさとりんみさとりん

うわっ!

5分も経っていないのに、もう臭くなってるぅ~。

次に手袋の中のニオイも嗅ぐ。

 

みさとりんみさとりん

いやんっ、手袋の中は、もっと臭いわ。

変身直後は全く臭わなかったのに・・・。

どうして、すぐに臭くなるの?

みさとりんは困った表情をした。

 

みさとりんみさとりん

明日、由衣に聞いてみよう。