魔星のピクシーは「みさとりん」に向かってピカッと光る物を見せた。

 

みさとりんは目がくらみ、何も見えなくなった。

 

みさとりんみさとりん

きゃっ!眩しい。何も見えなくなってしまったわ。

ピクシーピクシー

ハハハ、どうだ!俺の閃光弾の味は?

さすがのお前も目が見えなくては戦えまい。

みさとりんみさとりん

このままでは駄目だわ。そうだタイム・ストップ。

みさとりんは時間を止め、目が回復するのを待った。

 

そして、数十分後、目が見えるようになると、時をスタートさせた。

 

みさとりんみさとりん

そんな攻撃、私には通用しないわ。

ピクシーピクシー

バ、バカな。俺の目への攻撃が通じないはずが・・・。

みさとりんみさとりん

私は無敵の「みさとりん」よ。

ピクシーピクシー

し、信じられん・・・。

ピクシーは、ガックリと膝を付いた。

 

みさとりんみさとりん

観念しなさい。バブル・ラップ。

ピクシーピクシー

俺は、この後、あの地獄へ送り返されるのか・・・。

みさとりんみさとりん

そうよ。最後に何か言い残す事は無~い?

ピクシーピクシー

そ、そうだな。じゃ、最後にお前の素顔が見てみたい。

みさとりんみさとりん

えっ!私の素顔が見たいですって!それは出来ないわ。

ピクシーピクシー

堅い事、言うなよ。俺ももうこれで終わりだ。

みさとりんみさとりん

絶対にイヤよ。

しかし、仮面を取る事を拒む「みさとりん」を説得し続けた結果・・・。

 

みさとりんは、手袋をした右手の人差し指を、ほっぺたに当てて、

 

みさとりんみさとりん

そうね~。私の正体を知ったところで、あなたはもう

フェアリー・スターに戻って来る事は無いんですもんね~。

ピクシーピクシー

そうだろう?

みさとりんみさとりん

じゃ、ちょっとだけ見せちゃおうかな~。

ピクシーピクシー

そうこなくっちゃ。

「パチパチパチ」

 

手を叩いて喜ぶ魔星のピクシー。

 

みさとりんみさとりん

誰にも見せた事の無い「みさとりん」の素顔よ。安く思わないでね。

みさとりんは、直立不動の姿勢で両目を閉じた後、両手をゆっくりと仮面の位置まで上げると、

自ら仮面に手を掛け、仮面を少し下にずらした。

 

ゴクリと唾を飲み込むピクシー。

 

そして、更に仮面を下にずらそうとした瞬間、

 

みさとりんみさとりん

やっぱり、や~めた。

みさとりんは仮面を元の位置に戻す。

 

ピクシーピクシー

な~んだ、見せてくれねーのかよー。まったく、ぬか喜びだぜぇー。

みさとりんみさとりん

キャハハハハハ。

ピクシーの残念そうな顔を見た「みさとりん」は、

してやったりとばかりに手袋をした右手の人差し指を鼻の下で往復させる。

 

みさとりんみさとりん

あなたのような魔星に「みさとりん」が素顔を見せる訳が無いでしょ。

さぁ~、デビル・スターに帰りなさい。シュート・イン。

ピクシーピクシー

さよなら~。

ピクシーは、デビル・スターへと強制送還された。