みさとりんとバベルが戦っているところを

魔星のピクシーが、木の陰に隠れて見ていた。

 

そして、バベルが倒された後・・・。

 

みさとりんみさとりん

いつまで、そこに隠れているの?

ピクシーピクシー

へへっ、見つかっちまったか。

ピクシーが、木の陰から姿を現す。

 

ピクシーピクシー

俺は、魔星のピクシーさ。

みさとりんみさとりん

あら、魔星にしては可愛いのね。

ピクシーピクシー

フッ、見た目で俺を判断するなよ。

四天王のバベル様と戦い、お前も疲れている事だろう。

みさとりんみさとりん

全然。

この通り、ピンピンしているわ。

少し汗臭くなってしまったけどね。

四天王との戦いで疲れ切った私を

倒そうと思っていたのなら、大間違いよ。

ピクシーピクシー

ケッ。

ピクシーは、「みさとりん」に向かって、ピカッと光る物を見せた。

 

みさとりんは、目がくらみ、何も見えなくなった。

 

みさとりんみさとりん

きゃっ!

眩しい。

何も見えなくなってしまったわ。

ピクシーピクシー

ハハハ、どうだ!

俺の閃光弾の味は?

さすがのお前も目が見えなくては戦えまい。

みさとりんみさとりん

このままでは駄目だわ。

そうだ、タイム・ストップ

みさとりんは時間を止め、目が回復するのを待った。

 

そして、数十分後、目が見えるようになると、時をスタートさせた。

 

みさとりんみさとりん

そんな攻撃、私には通用しないわ。

ピクシーピクシー

バ、バカな。

俺の目への攻撃が通じないはずが・・・。

みさとりんみさとりん

私は、無敵の「みさとりん」よ。

ピクシーピクシー

し、信じられん・・・。

ピクシーは、ガックリと膝を付いた。

 

みさとりんみさとりん

観念しなさい。

バブル・ラップ

ピクシーピクシー

俺は、この後、あの地獄へ送り返されるのか・・・。

みさとりんみさとりん

そうよ。

最後に何か言い残す事は無~い?

ピクシーピクシー

そ、そうだな。

じゃ、最後に、お前の素顔が見てみたい。

みさとりんみさとりん

えっ!

私の素顔が見たいですって!

それは出来ないわ。

ピクシーピクシー

堅い事、言うなよ。

俺も、もうこれで終わりだ。

みさとりんみさとりん

絶対にイヤよ。

しかし、仮面を取る事を拒む「みさとりん」を説得し続けた結果・・・。

 

みさとりんは、手袋をした右手の人差し指を、ほっぺたに当てて、

 

みさとりんみさとりん

そうね~。

私の正体を知ったところで、あなたはもう

フェアリー・スターに戻って来る事は無いんですもんね~。

ピクシーピクシー

そうだろう?

みさとりんみさとりん

じゃ、ちょっとだけ見せちゃおうかな~。

ピクシーピクシー

そうこなくっちゃ。

「パチパチパチ」

 

手を叩いて喜ぶ魔星のピクシー。

 

みさとりんみさとりん

誰にも見せた事の無い「みさとりん」の素顔よ。

安く思わないでね。

みさとりんは、直立不動の姿勢で両目を閉じた後、

両手を、ゆっくりと仮面の位置まで上げると、

自ら仮面に手を掛け、仮面を少し下に、ずらした。

 

ゴクリと唾を飲み込むピクシー。

 

そして、更に仮面を下に、ずらそうとした瞬間、

 

みさとりんみさとりん

やっぱり、や~めた。

みさとりんは、仮面を元の位置に戻す。

 

ピクシーピクシー

な~んだ、見せてくれねーのかよー。

まったく、ぬか喜びだぜぇー。

みさとりんみさとりん

キャハハハハハ。

ピクシーの残念そうな顔を見た「みさとりん」は、

してやったりとばかりに手袋をした右手の人差し指を鼻の下で往復させる。

 

みさとりんみさとりん

あなたのような魔星に、「みさとりん」が、

素顔を見せる訳が無いでしょ。

さぁ~、デビル・スターに帰りなさい。

シュート・イン。

ピクシーピクシー

さよなら~。

ピクシーは、デビル・スターへと強制送還された。