250年に1度のフェアリー・スターとデビル・スターの最接近により、

フェアリー・スターに戻って来た魔星達が猛威を振るっている事は、

連日、新聞やニュースでも話題になっていた。

 

しかし、一方で魔星を退治する少女がいる事も話題になっていた。

 

そして、偶然にも魔星と「みさとりん」が闘っているところを目撃した少年がいた。

 

カメレオンカメレオン

しまった!みさとりんに見つかっちまった。

みさとりんみさとりん

私から逃げられると思って?

カメレオンカメレオン

仕方ねぇ、泡の魔法が使えないように、お前の腕を封じてやる。

タング・キャプチャー。

カメレオンは長い舌を出すと、舌が「みさとりん」の右手に巻きついた。

 

カメレオンカメレオン

へへへ、どうだ!泡が出せまい。

みさとりんみさとりん

いいの?こんな事して。

カメレオンカメレオン

何を強がっている。次は、お前を飲み込んでやる。タング・スワロー。

カメレオンは、出した舌を口の中に引っ込める事で「みさとりん」を飲み込もうとした。

 

みさとりんみさとりん

あなたの胃袋に入ってたまるもんですか。

エレクトリック・ショック。

みさとりんは手袋をした左手をカメレオンの舌に当てた。

 

カメレオンカメレオン

ギャーッ!

電撃が、舌を伝わってカメレオンに浴びせられる。

 

カメレオンカメレオン

うぐぐぐぐ・・・。

カメレオンは、その場に倒れ、黒煙が上がる。

 

みさとりんみさとりん

バブル・ラップ。

カメレオンは泡に包まれた。

 

みさとりんみさとりん

シュート・イン。

カメレオンが、ポシェットの中へと吸い込まれる。

 

少年B少年B

すごーい!

あなたが今、世界で噂になっている少女ですか?

みさとりんみさとりん

ええ、私が魔星ハンター・みさとりんよ。

少年B少年B

みさとりん?!

みさとりんみさとりん

この「みさとりん」がいる限り、

フェアリー・スターに魔星は栄えない!

ウフフ・・・。

そう、言い残すと、少女は照れ臭そうに手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこすり、

マントを翻して消え去るのだった。

 

少年B少年B

魔星ハンター・・・。

少年は、この時の様子をスマホで撮影していた為、早速、YouTubeに動画を投稿した。

 

すると・・・。

 

男性B男性B

昨日、YouTubeを観たんだけどさ。

今、話題になっている少女・・・。みさとりんって言うんだって。

男性C男性C

おお、俺も噂だけは知ってるよ。

少女でありながら魔星に勝てるとかで・・・。

しかし、すげえ奴が現れたもんだなー。

男性B男性B

仮面を着けていて顔はよく分からなかったけど、

まだ小学生ぐらいの少女だったぜ。

男性C男性C

妙な魔法を使うんだろ?

魔星を泡で包んで消してしまうとか・・・。

メグミもYouTubeで、その動画を見ていた。

 

メグミメグミ

あっ!これ、私じゃない。

そうか、昨日、会ったあの人が動画に撮っていたんだ。

それにしても私ってカッコイイし、強いな~。

メグミは、自慢げに右手の人差し指で鼻の下をこする。

 

メグミメグミ

みんな、私が「みさとりん」って知ったらビックリするだろうな~。

あっ、いけない、いけない。

みさとりんの正体は秘密なんだから・・・ 。

独り言とはいえ、誰にも聞かれていなかったかを心配するメグミなのであった。