ゼウスの命令により、常時、10匹のフライ・アイが、連日、メグミを監視していた。

 

そして、メグミは、日曜日に行われたミニバスケットボールの試合中、

相手チームの選手とクロスプレイになり、転倒してしまう。

 

その時、半ズボンと太ももの隙間から半ズボンの下に履いている

パンツのお尻の部分(クマの模様)が見えてしまった。

 

フライ・アイは、その決定的瞬間を見逃さなかった。

 

ゼウスゼウス

こ、これは!

側近側近

以前、みさとりんのスカートの中を

フライ・アイが撮影した事がありましたが、

みさとりんの履いているパンツにも、

このバスケ少女と同じクマの模様がありました。

ゼウスゼウス

やはり、みさとりんと立花メグミは、同一人物なのか?

そして、次の日、メグミは、小学校から下校中、小石につまづき、転倒してしまう。

 

メグミメグミ

いった~い。

ヒトミヒトミ

もう、どんくさいわね。

メグミは、右脚の膝下に怪我をしてしまい、包帯を巻いた。

 

そして、帰宅後、スター・シップ内に移動すると、由夏が、

 

由夏由夏

どうしたの、その脚?

メグミメグミ

学校から帰る途中に、転んで脚を擦りむいちゃって。

由衣由衣

気を付けないとダメよ。

みさとりんと同じ位置にケガの跡があったら、

魔星に怪しまれるじゃない。

メグミメグミ

この位置だと、ブーツで隠れるから大丈夫だと思うけど・・・。

由夏由夏

由衣、魔星のフレアー反応が、あったわ。

場所は、この洞窟の中よ。

由衣由衣

メグミ、みさとりんに変身して。

みさとりんは、洞窟内へと入って行く。

 

みさとりんみさとりん

かなり大きな洞窟ね。

天井までの高さは、10メートルぐらいは、あるかしら?

それに、すごい暑さね。

由夏由夏

火山地帯だからね。

由衣由衣

いたわ!

魔星のシャドーよ。

そして、みさとりんが、シャドーと対峙している時、

1匹のフライ・アイが、みさとりんを真上から見ていた。

 

すると、ブーツの中が見えた。

 

ゼウスゼウス

右脚の膝下に包帯が・・・。

側近側近

今日、立花メグミが、道で転んで脚にケガをしました。

ゼウスゼウス

みさとりんと立花メグミ・・・。

同じ位置に包帯とは・・・。

側近側近

これで、みさとりんの正体が、立花メグミである事が、

ほぼ確実となりました。

シャドーシャドー

お前の正体は、分かっているぞ。

みさとりんみさとりん

何を言うの。

私は、1度だって素顔を見られた事は無いのよ。

シャドーシャドー

ハハハ。

お前、立花メグミだろ?

みさとりんみさとりん

(うっ!

な、何故、私の名前を・・・)

みさとりんは、たじろいだ。

 

しかし、ここで動揺しては、まずい。

 

そう思った「みさとりん」は、毅然とした態度で

 

みさとりんみさとりん

そんな人、知らないわ。

シャドーシャドー

とぼけても無駄だ。

みさとりんみさとりん

何を根拠に、そんな事を言うの?

シャドーシャドー

まず、身長が、同じだからだ。

ブーツのヒールの高さを差し引いて、147cmだ。

みさとりんみさとりん

身長が同じ人なんて、いくらでもいるわ。

シャドーシャドー

それだけじゃない。

お前は、右手の人差し指で鼻の下をこする癖がある。

みさとりんみさとりん

他にも同じ癖のある人は、いっぱいいるわ。

シャドーシャドー

他にもあるぞ。

お前と立花メグミは、

ケツに同じクマの模様の入った白いパンツを履いている。

みさとりんみさとりん

いやらしいわね。

私のスカートの中だけでなく、

立花メグミという女の子のパンツまで見るなんて。

シャドーシャドー

そして、極め付けは、これだ!

さっきのフライ・アイの映像で、

お前の膝下に包帯が巻かれているのを確認できた。

そして、今日、立花メグミが脚をケガして、

お前と同じ位置に包帯を巻いた。

2人とも、昨日までは無かった傷だ。

みさとりんみさとりん

ううう・・・。

シャドーシャドー

これだけの証拠があって、

お前が、立花メグミではないとは言わせんぞ。

みさとりんみさとりん

そんなに私の正体が知りたいんだったら、

私を倒してマスクを剥ぐ事ね。

シャドーシャドー

よし、では、俺と勝負だ。

言っておくが、俺にはバブル・ラップは通用しねえぜ。

みさとりんは、シャドーにバブル・ラップを放った。

 

すると、シャドーの姿が消えた。

 

みさとりんみさとりん

どこへ行ったの?

シャドーシャドー

ハハハ、俺が今、どこにいるか分かるまい。

みさとりんみさとりん

隠れてないで、出て来なさいよ。

シャドーシャドー

俺は、お前の足元にいるのさ。

みさとりんみさとりん

えっ?

下を見ると、シャドーが、みさとりんの影に隠れていた。

 

みさとりんみさとりん

きゃっ!

エッチ!

みさとりんは、手袋をした両手でスカートを押さえる。

 

そして、シャドーが、みさとりんの目の前に現れる。

 

シャドーシャドー

俺は、シャドー。

人や物の影に成り済ます事が出来るのだ。

みさとりんみさとりん

それにしても、すごい暑さだわ。

シャドーシャドー

ハハハ、暑いだろう。

俺が、お前と戦う場所に、ここを選んだ理由が分かったか。

お前の仮面の裏側に貼ってある粘着テープが、

汗によって粘着力を失い、剥がれるのを待つ為さ。

みさとりんみさとりん

(シャドーは、粘着テープから吸盤に変わった事を知らないんだわ。

しめしめ・・・)

みさとりんは、ほくそ笑む。

 

みさとりんみさとりん

あなただって暑いでしょう?

シャドーシャドー

俺は、影。

暑さなんて関係ない。

みさとりんみさとりん

くっ。

みさとりんは、汗だくになる。

 

みさとりんみさとりん

早く決着をつけないと・・・。

シャドーシャドー

では、こんなのは、どうだ。

みさとりんは、自分の右手で自分の腹部にパンチを入れた。

 

みさとりんみさとりん

あうっ!

みさとりんは、手袋をした両手で、お腹を押さえる。

 

みさとりんみさとりん

こ、これは、どういう事?

シャドーシャドー

俺は、人の影を操る事が出来るのだ。

みさとりんみさとりん

影を・・・。

シャドーシャドー

今、お前の右腕の影を操作して、お前の腹部にパンチを入れたのさ。

お前にダンスを踊らせる事だって出来るぜ。

みさとりんみさとりん

このままじゃ、私、死んじゃうわ。

では、バブル・ラ・・・。

シャドーシャドー

おっと、そうはさせないぜ。

シャドーは、みさとりんの右腕を固定させ、シャドーの方へ右腕を向けさせないようにした。

 

みさとりんみさとりん

バブル・ラップも封じられるなんて・・・。

シャドーシャドー

遊びは、ここまでだ。

お前を倒してやる。

シャドーは、岩の影に移動した。

 

みさとりんみさとりん

今度は、何をするのか知らないけど、

やられる前に、必殺の魔法「タイム・ストップ」よ。

みさとりんは、時を止め、その間にシャドーを探した。

 

しかし、この広い洞窟で、無数にある岩の影を一つ一つ探していくのは困難を極めた。

 

みさとりんみさとりん

時間が掛かり過ぎるわ。

老化の問題もあるし、この暑さ。

早く決着をつけないとダメだわ。

タイム・ストップもダメなんて・・・。

こんな強敵、初めてだわ。

みさとりんは、真っ向からシャドーと対決する事を選択する。

 

みさとりんみさとりん

タイム・スタート。

しかし、探し回っているうちに、みさとりんは暑さで相当の体力を消耗していた。

 

みさとりんは、めまいがした。

 

みさとりんみさとりん

ああっ・・・。

そして、みさとりんは、失神し、その場に倒れた。

 

シャドーシャドー

やったぜ。

みさとりんに勝ったぞ!

マスクを剥ぎ取ってやるぜ。

シャドーは、気を失った「みさとりん」の仮面に手を掛ける。

 

すると、ものすごい電撃が、シャドーを襲った。

 

シャドーシャドー

ぐわーっ!

シャドーは、黒焦げになった。

 

みさとりんみさとりん

焦げ臭いっ!

みさとりんは、その焦げたニオイで目を覚ます。

 

シャドーシャドー

ど、どういう事だ?

みさとりんみさとりん

私の仮面を剥がそうとした罰よ。

天罰が下ったのよ。

シャドーシャドー

そ、そんな、バ、バカな・・・。

シャドーは、息絶える。

 

みさとりんみさとりん

しかし、仮面の電撃は、スゴイなー。

エレクトリック・ショック以上かも?

それにしても焦げ臭い。

みさとりんは、マントで鼻を覆う。

 

みさとりんみさとりん

もう、こんな所からは、おさらばよ。

みさとりんは、スター・シップに移動すると、

 

由夏由夏

みさとりん、大ピンチだったわね。

みさとりんみさとりん

気を失ったのよ。

なぜ、スター・シップにテレポートしてくれなかったの?

由衣由衣

シャドーが、仮面に手を掛ける事で、結末が見えたからよ。

由夏由夏

みさとりんの仮面の貼り付け方法が、

吸盤に変わってから、電撃を浴びせられる話。

みさとりんみさとりん

うん。

由衣由衣

暑さの為、異常なくらい汗が出ていたから、電撃もすごかったわ。

みさとりんみさとりん

シャドーも気の毒ね。

由夏由夏

それと、あれだけ大量に汗を掻いても、

目に汗が入る事は無かったでしょ?

みさとりんみさとりん

ええ。

汗を吸収するって、すごいね。

さすが、由衣が開発した仮面ね。

由衣由衣

ウフフ・・・。

それにしても、みさとりん、コスチュームが汗でビショビショよ。

みさとりんみさとりん

すぐ、着替えるわ。

汗臭くて、たまらないわ。

みさとりんは、手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこするのであった。