メグミは、みさとりんに変身して魔星と戦う為に

フェアリー・スター星人の中から選ばれた1億分の1の少女だ。

 

聖なるコスチュームを纏えば、魔星が「みさとりん」に勝てる確率は皆無に近い。

 

しかし、魔星の頂点に君臨するゼウスも「みさとりん」の正体を突き止め、

変身前の少女の時に狙いを定めていた。

 

そして、フライ・アイの数も今では100匹から1万匹に増え、みさとりんが現れると、

近くにいるフライ・アイがやって来て「みさとりん」の情報を収集していくのであった。

 

由夏由夏

みさとりん、フライ・アイについて新たな事が分かったの。

みさとりんみさとりん

あの不気味な私のスカートの中を覗いていた空飛ぶヤツね。

由衣由衣

ププッ。

その大きな目玉の鳥だけど、見た映像を、

ただ魔星達に送るだけでなく、調査した結果、

ズーム撮影や暗視撮影も出来る事が分かったわ。

みさとりんみさとりん

もうっ、ほんとイヤなヤツ。

由夏由夏

近くにいないからとか暗いからって油断しては駄目よ。

いつどこで見ているか分からないから・・・。

由衣由衣

害鳥がフレアーを浴びて、私達にとって、もっと害鳥になったわ。

ゼウスゼウス

みさとりんの正体は、まだ分からんのか?

側近側近

は、はい・・・。

魔星も次々に倒され、フライ・アイの数も増やしておりますが、

まだまだ情報が乏しく正体の解明には至ってはおりません。

ゼウスゼウス

う~む。

側近側近

しかし、これまでにフライ・アイが見た映像を元に

解析を進めたところ、

みさとりんは、仮面で素顔を隠してはいますが、二重まぶた、

ホクロが無く、色白で歯並びが綺麗といった事が分かっております。

ゼウスゼウス

なかなか美人そうだな。

側近側近

そして、身体的には特徴の無い「みさとりん」ではありますが、

精神的には、得意になった時に、

右手の人差し指で鼻の下をこするという特徴的な癖があります。

これらの情報により、みさとりん候補を、

1万人から100人に絞り込む事が出来ました。

ゼウスゼウス

みさとりんの癖だが、言われてみれば、確かにそうだな。

フライ・アイの映像を見ても、飾らず、自然にやっているようだ。

という事は、変身前の少女の時も同じ事をしている可能性がある。

よし、みさとりん候補に挙がった少女達を徹底的に追求していくのだ。

側近側近

フライ・アイが撮った、みさとりんが鼻をこすっている姿を

動画サイトで一般公開し、変身前の少女の情報も集めてみては・・・。

ゼウスゼウス

それも、いいな。

アームソードアームソード

ゼウス様、それよりも、ここまで人数が減ったのなら、

全員まとめて処刑したら、どうでしょうか?

ゼウスゼウス

いや、俺の考えは変わった。

以前は、「みさとりん」の正体を暴き、

普段の少女でいる時を狙って始末するつもりだったが、

みさとりんに選ばれた少女は、相当な力量を持っているはず。

生け捕りにして、ハーレムのメイドの1人とするのだ。

側近側近

ハハッ!

その頃、学校を終えたメグミは、友達のヒトミと下校していた。

 

すると、そこへ左腕が剣になった魔星・アームソードが現れた。

 

ヒトミヒトミ

だ、誰っ?

アームソードアームソード

俺は、アームソード。

魔星だ。

ヒトミヒトミ

ま、魔星!

メグミメグミ

魔星が、私達に何の用なの?

アームソードアームソード

ヒトミとやら、

お前が「みさとりん」かどうかを確かめる為にやって来た。

ヒトミヒトミ

わ、私が「みさとりん」?

そんな訳ないじゃない。

アームソードアームソード

お前は、俺達の調査の結果、みさとりんの候補者に挙がっているのだ。

ヒトミヒトミ

な、何を根拠にそんな事を・・・。

アームソードアームソード

ちょっと調べさせてもらうぜ。

アームソードが、右腕でヒトミのアゴをクイッとした。

 

ヒトミヒトミ

キャーッ!

メグミメグミ

止めなさい!

メグミは、ヒトミを助けようとアームソードに体当たりをした。

 

アームソードアームソード

ええーい。

お前に用は無いっ。

「バシッ!」

 

はじき飛ばされるメグミ。

 

メグミメグミ

あうっ!

そして、アームソードは、メグミの喉元に剣となった左腕を突きつける。

 

メグミメグミ

う、ううっ・・・。

アームソードアームソード

フェアリー・スター星人のくせして

俺に向かって来るとは、いい度胸だ。

お前のようなヤツは初めてだ。

ヒトミヒトミ

お願い!

その子を殺さないで・・・。

アームソードアームソード

フッ、お前は少女だ。

命だけは助けてやろう。

我らがゼウス様より、フェアリー・スターにいる少女には

傷一つ付けてはならんと言われておる。

ホッとする二人。

 

アームソードアームソード

ヒトミとやら、今の一瞬で、

お前が「みさとりん」ではない事がハッキリした。

そして、お前は、みさとりん候補に挙がっていたとは言え、

ゼウス様が選ぶハーレムのメイド100選には入っていない為、

拉致はしない。

では、さらばだ。

アームソードは、その場を立ち去る。

 

ヒトミヒトミ

今ので何が分かったというの?

ヒトミが「キャーッ!」と口を大きく開けた時に、銀歯が見えたのだった。

 

みさとりんは、フライ・アイの映像から虫歯が一切無い為、

歯の治療後が無い事が分かっていたのだ。

 

しかし、ヒトミの場合、外見は確認出来ても、

口の中までは見た事が無かった為、アームソードが調べに来たのだった。

 

ヒトミヒトミ

メグミッ、私を助ける為とはいえ、相手は魔星よ。

フェアリー・スター星人が、勝てるような相手じゃないのよ。

命知らずにも程があるわ。

メグミは、みさとりんに変身すると、いつも魔星に連戦連勝。

 

変身しなくても、なんとかなると有頂天になっていたのだ。

 

しかし、変身しなければ、こんなにも力に差があるのだと身をもって知るのであった。

 

ヒトミヒトミ

それにしても、私が「みさとりん」だなんて、

スタイルが、いいからかな?

うふふ・・・。

ヒトミは、得意気に右手の人差し指で鼻の下を擦る。

 

ヒトミヒトミ

怖かったけど、嬉しいな。

メグミメグミ

(ヒトミちゃんと私は、身長もほとんど同じだし、

体型もよく似ている。

おまけに鼻をこする癖まで・・・。

魔星が狙うのも分かるような気がするけど、

私を「みさとりん」候補に思わないなんて失礼ね!)

怒るメグミ。

 

メグミメグミ

(ま、私の方が狙われていたら、

正体がバレてしまっていたかもしれないから、

今日のところは良しとしましょう)