由夏由夏

みさとりん、この洞窟の中から魔星フレアー反応が、あるわ。

みさとりんは、洞窟内へと入って行く。

 

みさとりんみさとりん

かなり大きな洞窟ね。

天井までの高さは、10メートルぐらいは、あるかしら?

それに、すごい暑さね。

由衣由衣

火山地帯だからね。

すると、そこには、魔星のシャドーがいた。

 

シャドーシャドー

待っていたぞ。

みさとりん。

みさとりんみさとりん

「キターッ!」って、感じね。

シャドーシャドー

ああ、お前のマスクを剥いで正体を暴き、

ゼウス様の、おめがねに適う為にな。

みさとりんみさとりん

やれるものなら、やってみなさい。

シャドーシャドー

よし、では、俺と勝負だ。

言っておくが、俺にはバブル・ラップは、通用しねえぜ。

みさとりんみさとりん

じゃ、早速、リクエストにお応えして、バブル・ラップ!

すると、シャドーの姿が消えた。

 

みさとりんみさとりん

どこへ行ったの?

シャドーシャドー

ハハハ、俺が今、どこにいるか分かるまい。

みさとりんみさとりん

隠れてないで、出て来なさいよ。

シャドーシャドー

俺は、お前の足元にいるのさ。

みさとりんみさとりん

えっ?

下を見ると、シャドーが、みさとりんの影に隠れていた。

 

みさとりんみさとりん

きゃっ!

エッチ!

みさとりんは、手袋をした両手でスカートを押さえる。

 

そして、シャドーが、みさとりんの目の前に現れる。

 

シャドーシャドー

俺は、シャドー。

人や物の影に成り済ます事が出来るのだ。

みさとりんみさとりん

それにしても、すごい暑さだわ。

シャドーシャドー

ハハハ、暑いだろう。

俺が、お前と戦う場所に、ここを選んだ理由が分かったか。

お前の仮面の裏側に貼ってある粘着テープが、

汗によって粘着力を失い、剥がれるのを待つ為さ。

みさとりんみさとりん

(もう粘着テープじゃないのにね)

みさとりんは、ほくそ笑む。

 

みさとりんみさとりん

あなただって暑いでしょう?

シャドーシャドー

俺は、影。

暑さなんて関係ない。

みさとりんみさとりん

くっ。

みさとりんは、汗だくになる。

 

みさとりんみさとりん

早く決着をつけないと・・・。

シャドーシャドー

では、こんなのは、どうだ。

みさとりんは、自分の右手で自分の腹部にパンチを入れた。

 

みさとりんみさとりん

あうっ!

みさとりんは、ガクッと地面に膝を付き、左手で、お腹を押さえた。

 

みさとりんみさとりん

こ、これは、どういう事?

シャドーシャドー

俺は、人の影を操る事が出来るのだ。

みさとりんみさとりん

影を・・・。

シャドーシャドー

今、お前の右腕の影を操作して、お前の腹部にパンチを入れたのさ。

お前にダンスを踊らせる事だって出来るぜ。

みさとりんみさとりん

(それじゃ、自分で仮面を取る事も出来るって事じゃない・・・。

そんなの許せないわ!)

もう1度、バブル・ラ・・・。

シャドーシャドー

おっと、そうはさせないぜ。

シャドーは、みさとりんの右腕を固定させ、シャドーの方へ右腕を向けさせないようにした。

 

みさとりんみさとりん

バブル・ラップも封じられるなんて・・・。

シャドーシャドー

遊びは、ここまでだ。

お前を倒してやる。

シャドーは、岩の影に移動した。

 

みさとりんみさとりん

今度は、何をするのか知らないけど、

やられる前に、必殺の魔法「タイム・ストップ」よ。

みさとりんは、時を止め、その間にシャドーを探した。

 

しかし、この広い洞窟で、無数にある岩の影を一つ一つ探していくのは困難を極めた。

 

みさとりんみさとりん

時間が掛かり過ぎるわ。

老化の問題もあるし、この暑さ。

早く決着をつけないとダメだわ。

みさとりんは、真っ向からシャドーと対決する事を選択する。

 

みさとりんみさとりん

しかし、探し回っているうちに、みさとりんは、暑さで相当の体力を消耗していた。

 

みさとりんは、めまいがした。

 

みさとりんみさとりん

ああっ・・・。

そして、みさとりんは、失神し、その場に倒れた。

 

シャドーシャドー

やったぜ。

みさとりんに勝ったぞ!

マスクを剥ぎ取ってやるぜ。

シャドーは、気を失った「みさとりん」の仮面に手を掛ける。

 

すると、ものすごい電撃が、シャドーを襲った。

 

シャドーシャドー

ぐわーっ!

シャドーの体から、黒い煙が上がる。

 

そして、焦げたニオイが、みさとりんの鼻の下を通った。

 

みさとりんみさとりん

焦げ臭いっ!

みさとりんは、目を覚ます。

 

シャドーシャドー

ど、どういう事だ?

みさとりんみさとりん

私の仮面を剥がそうとした罰よ。

天罰が下ったのよ。

シャドーシャドー

そ、そんな、バカな・・・。

か、仮面に触れて、感電した奴など、今まで聞いた事が無いぞ・・・。

みさとりんみさとりん

今よっ!

バブル・ラップ。

シャドーは、泡で包まれ、そして、シュート・イン

 

みさとりんみさとりん

危なかったわ。

しかし、仮面の電撃は、スゴイなー。

エレクトリック・ショック以上かも?

それにしても焦げ臭い。

みさとりんは、マントで鼻を覆う。

 

みさとりんみさとりん

もう、こんな所からは、おさらばよ。

みさとりんは、スター・シップに移動すると、

 

由夏由夏

みさとりん、大ピンチだったわね。

みさとりんみさとりん

気を失ったのよ。

なぜ、スター・シップにテレポートしてくれなかったの?

由衣由衣

シャドーが、仮面に手を掛ける事で、結末が見えたからよ。

由夏由夏

みさとりんの仮面が、復活してから、電撃を浴びせられる話。

みさとりんみさとりん

ええ。

由衣由衣

暑さの為、異常なくらい汗が出ていたから、電撃もすごかったわ。

みさとりんみさとりん

シャドーも気の毒ね。

由夏由夏

それと、あれだけ大量に汗を掻いても、

目に汗が入る事は無かったでしょ?

みさとりんみさとりん

うん。

由衣由衣

仮面が、本来の能力を取り戻した事で、

汗の吸収量が、各段にアップしたのよ。

みさとりんみさとりん

最高の仮面になったからには、もう恐れるものは、何も無いわ。

みさとりんは、得意気に手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこする。

 

しかし、その時、仮面から臭いニオイがした。

 

みさとりんみさとりん

うわっ!

クサッ!

由夏由夏

さすがに、あそこまで汗でビショビショになると、

汗は、完全に吸収できても、

臭気が漏れてしまうのは仕方の無い事かも?

それに、仮面は、鼻の近くにあるし・・・。

みさとりんみさとりん

手袋とブーツだけじゃなくて、

仮面まで臭くなってしまうなんて・・・。

由衣由衣

最強の仮面の唯一の弱点ね・・・。