みさとりんは、ジャックのいる所へ向かう。

 

みさとりんみさとりん

ジャック、昨日は、よくもやってくれたわね。

あんな屈辱、初めてだわ。

ジャックジャック

また、留め紐を切られに来たのか?

みさとりんみさとりん

今度は、前のようにはいかないわよ。よく見てご覧なさい。

みさとりんは、耳の横の髪を掻き上げる。

 

ジャックジャック

仮面の紐が無くなっている!粘着テープに替えたのか?

みさとりんみさとりん

それは秘密よ。

ジャックジャック

まあ、いい。このナイフで、お前を切り刻んでやるぜ。

みさとりんみさとりん

(刃物を持った相手との接近戦は危ないわ。

タイム・ストップを使わないと・・・。

前回の敗因の1つは、タイム・ストップを使わなかった事。

老ける問題は、時を止めている時間を短くする為に

素早く行動を起こす事で解消出来るわ)

ジャックは、ナイフを構えた。

 

みさとりんみさとりん

私はマジシャンよ。あなたに手品を見せて上げるわ。

イッツ、ショータイム。

そう言った後、タイム・ストップで時を止める。

 

そして、ジャックに近付き、持っているナイフをバラの花に差し替えた後、

ジャックと距離を取って、タイム・スタート。

 

ジャックジャック

いくぜ。

みさとりんみさとりん

その前に、あなたの持っているナイフをよく見てみるのね。

ジャックジャック

な、なんだこれは?バラじゃねえか!

みさとりんみさとりん

ウフフ、だから言ったでしょ。私はマジシャンだって。

みさとりんは「クスッ」と笑い、手袋をした右手の人差し指で鼻の下を擦る。

 

ジャックジャック

信じられないような手品だ・・・。ならば、これはどうだ!

ジャックの手にレーザーナイフが現れた。

 

ジャックジャック

これは、デビル・スターで手に入れた魔力で

俺が作り出した実体の無いナイフさ。これは替えられまい。

しかし、殺傷能力はあるぜ。

みさとりんみさとりん

でも、私に近付かなければ、私を刺す事は出来ないわ。

ジャックが、突っ込んで来る。

 

みさとりんみさとりん

イッツ、ショータイム。

そして、タイム・ストップ。

 

時を止め、ジャックとは反対側に移動し、距離を取る。

 

そして、タイム・スタート。

 

ジャックジャック

なにぃ?みさとりんが消えた!

みさとりんみさとりん

私は、ここよ。

ジャックは、振り向き、驚く。

 

ジャックジャック

い、いつの間に俺の後ろ側へ?

みさとりんみさとりん

どう、すごいでしょ。私は瞬間移動も出来るのよ。

これで貴方は私に近付く事さえ出来ないわ。

ジャックジャック

これも信じられんマジックだが、

ならば、秘奥義。レーザー・ランチャー。

ジャックが、レーザーナイフを「みさとりん」目掛けて発射する。

 

みさとりんみさとりん

ビッグ・ウインド。

強風によって、レーザーナイフが押し戻され、ジャックの額に突き刺さる。

 

ジャックジャック

げふっ!

その場に倒れるジャック。

 

ジャックジャック

な、なぜ、実体の無いレーザーナイフが・・・。

みさとりんみさとりん

ビッグ・ウインドは、物だけでなく、

魔星の攻撃そのものも跳ね返す事が出来るの。

ジャックジャック

とてもマジシャンとは思えん。

みさとりんみさとりん

実は私、魔法使いなの。嘘ついちゃってゴメンね。

みさとりんは、ペロッと舌を出しながら、手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこする。

 

みさとりんみさとりん

自分の武器で、やられるなんて、あなたに相応しい死に様だわ。

みさとりんは、ジャックの亡骸をデビル・スターへと送った。