ジャッカルの砦から更に進んだ所に、4人衆の1人・ローズの砦があった。

 

ローズは、砦全体を結界で包み、外部の者の侵入を阻んでいた。

 

由夏由夏

唯一、ローズに近付くチャンスは、彼が主催する仮面舞踏会。

由衣由衣

ローズは、絶世の美男子を謳い、

女性から金品を貢がせているんだけど、実際の素顔はコレよ。

メグミメグミ

ひどーいっ。

大嘘つきね。

由夏由夏

ローズは、いつもフルフェイスの仮面で素顔を隠しているわ。

本当に気に入った者にしか、素顔は見せないと偽って・・・。

由衣由衣

メグミ、仮面舞踏会に出席するしかなさそうね。

仮面舞踏会に出席する事を許された者は、結界の中へと入る事が出来る。

 

メグミも仮面を着け、ドレスを着て、砦の中に入ると、そこには大勢の女性が集まっていた。

 

そして、その中には、アンチみさとりん派の3人もいた。

 

アンチ派Aアンチ派A

あなたって「みさとりん」みたいね。

顔の輪郭といい、スタイルといい、よく似ているわ。

メグミメグミ

やだ~、私が「みさとりん」な訳ないじゃない。

アンチ派Bアンチ派B

仮面を取って顔を見せてよ。

メグミメグミ

あら、ダメよ。

仮面舞踏会と言えど、正体を明かす事は出来ないわ。

メグミが去った後、

 

アンチ派Cアンチ派C

あの女の子、なんか怪しいよ。

要チェックだわ。

時間を置いて、再度、アンチみさとりん派の3人が、メグミに近付き、

 

アンチ派Aアンチ派A

そんな可愛い顔を仮面で隠してしまうのは勿体無いわね。

メグミメグミ

何故、顔も見ていないのに、そんな事が言えるの?

アンチ派Bアンチ派B

私達は、仮面越しに素顔が分かるのよ。

メグミメグミ

そんな事、信じられないけど、可愛いと思ってもらえるのは嬉しいわ。

メグミは、得意気に仮面舞踏会用の手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこする。

 

アンチ派Cアンチ派C

あの鼻の下をこする癖、間違いないわ。

あの子、みさとりんよ。

アンチ派Aアンチ派A

だったら、ローズ様に通報しないと!

アンチ派Bアンチ派B

懸賞金の10億円は、私達のものだわ。

アンチ派Cアンチ派C

まさか「みさとりん」に、こんな所で遇えるなんて思わなかったわ。

アンチみさとりん派の1人が、護衛の魔星であるモスとサブに、その事を告げる。

 

ローズローズ

皆の者、よく聞けい!

この舞踏会の出席者の中に

「みさとりん」が、紛れ込んでいるという情報が入った。

少女A少女A

ええーっ!

一体、誰なのよ?

砦内は、騒然となる。

 

アンチ派Aアンチ派A

さっきから気になっていたけど、やっぱり、あなたじゃないの?

ローズローズ

そこの君、仮面を取って素顔を見せなさい。

メグミメグミ

それは出来ないわ。

ローズローズ

ここでは私の命令は絶対だ。

その少女を取り押さえろ。

モスモス

ハハッ!

サブサブ

ヘイッ!

メグミは、護衛のモスとサブに両側から取り押さえられた。

 

メグミメグミ

こうなったら仕方無いわね。

コスチューム・プレイ

眩いばかりの光に、モスとサブは、メグミから手を放し、メグミは「みさとりん」に変身した。

 

ローズローズ

お、お前は「みさとりん」!

みさとりんみさとりん

ローズとモスとサブの3人が、泡に包まれる。

 

アンチ派Bアンチ派B

あーっ!

ローズ様が・・・。

アンチ派Cアンチ派C

ローズ様の仮面舞踏会を邪魔するなんて、

みさとりんと言えど、そんな勝手な事は、させないわ。

みさとりんみさとりん

あなた達、騙されてはいけないわ。

これが、ローズの正体よ。

ローズローズ

なっ、何をするっ!

みさとりんは、ローズの仮面を剥ぎ取る。

 

すると、それは、カエルの化け物だった。

 

アンチ派Aアンチ派A

ええーっ!!

こっ、これが、ローズ様の素顔?

ローズローズ

おわーっ!

みっ、見たなーっ!

アンチ派Bアンチ派B

絶世の美男子と謳われていたローズ様が、

こんな、お顔だったなんて・・・。

アンチ派Cアンチ派C

ショックだわ。

今まで嘘をついていたのね。

アンチ派Aアンチ派A

絶世の美男子を名乗り、私達に金品を貢がせていたのよ。

アンチ派Bアンチ派B

ひどーいっ!

よくも今まで騙してくれたわね。

アンチ派Cアンチ派C

最低っ!

ローズローズ

ううう・・・。

みさとりんみさとりん

ローズ、覚悟!

ローズとモスとサブが、デビル・スターへと送り返される。

 

みさとりんみさとりん

みんな、騙されないように気をつけてね。

少女A少女A

もう、いやだ~。

仮面舞踏会に出席していた女性達は、呆れて砦から出て行く。

 

しかし、砦内にアンチみさとりん派の3人だけは残った。

 

みさとりんみさとりん

あなた達は、帰らないの?

アンチ派Aアンチ派A

私達は、あなたに用があるの。

すると、アンチみさとりん派の1人が、みさとりんを後ろから羽交い締めにし、

もう1人は、しゃがみ込んで、みさとりんの両足首を掴み、動けないようにした。

 

みさとりんみさとりん

な、何をするの?

アンチ派Bアンチ派B

あなたの正体を暴いて、10億円を頂くのよ。

そして、残った最後の1人が、みさとりんの仮面に手を掛ける。

 

みさとりんみさとりん

や、やめてーっ!

みさとりんは、エレクトリック・ショックを使って窮地を脱しようとしたが、

フレアーを浴びていないフェアリー・スター星人には魔法が効かない。

 

さらに体を、お肉に食い込むぐらい、きつく固定されている為、

タイム・ストップを使って、時を止めたところで、羽交い締めから逃れられる訳でもない。

 

エアー・フライトで逃げる事も出来ず、

アンチみさとりん派の1人が、仮面を剥がそうと両手に力を込める。

 

「グググググ・・・」

 

みさとりんみさとりん

アアーッ!

悲鳴を上げる「みさとりん」。

 

しかし、みさとりんの仮面が、外れる事は無かった。

 

アンチ派Cアンチ派C

この仮面、なかなか外れないわ。

紐も付いていないし、粘着テープとも思えないんだけど、

一体どうやって付いているのかしら?

みさとりんみさとりん

い、いやよっ!

その手を離しなさい・・・。

由夏由夏

みさとりんの仮面が外れる事は無いだろうけど、

このままでは埒が明かないわ。

由夏は、みさとりんをスター・シップの中にテレポートさせた。

 

アンチ派Aアンチ派A

き、消えた?

アンチ派Bアンチ派B

みさとりん、逃げるなんて卑怯よ。

アンチ派Cアンチ派C

チッ、もう少しだったのに・・・。