ゼウスゼウス

みさとりんは、相手に電撃を浴びせられるようだ。

ならば、素早い動きで「みさとりん」を翻弄する手はどうか?

由衣由衣

四天王最後の魔星である「デスブレイド」は剣の達人よ。

それにスピードも尋常じゃない速さだわ。

由夏由夏

まともに戦っては、みさとりんと言えど危ないわ。

タイム・ストップの魔法を使って。

そして、デスブレイドとの一戦。

 

デスブレイドが切り掛って来たその瞬間。

 

みさとりんみさとりん

タイム・ストップ。

切られる寸前の所で時間を止め、みさとりんは体を1歩右にずらした。

 

みさとりんみさとりん

時を動かしたいんだけれど、どうすればいいのかな?

イヤリングから由衣のアドバイスがあった。

 

由衣由衣

時を動かすには、タイム・スタートよ。

みさとりんみさとりん

タ、タイム・スタート。

時が動き出し、デスブレイドの剣は空振りに終わってしまう。

 

デスブレイドデスブレイド

よくぞ今の一撃を交わした。

さすがは四天王を倒してきただけの事はあるようだ。

そして、再びデスブレイドが切り掛かって来るが、

またもタイム・ストップの魔法で時間を止め、

今度はデスブレイドの背後に回り、みさとりんは時をスタートさせる。

 

デスブレイドデスブレイド

き、消えた?

みさとりんみさとりん

私は、こっちよ。

振り返り、驚くデスブレイド。

 

デスブレイドデスブレイド

どういう事だ?

みさとりんは、クスッと笑い、マントの下から手袋をした右手を出し、

人差し指で鼻の下をこすった後、また右手をマントの中に入れた。

 

※この時の人差し指で鼻の下をこする仕草を2枚のイラストでご紹介

 

みさとりんみさとりん

いくらスピードが速いと言っても、私には傷1つ付けられないわ。

デスブレイドデスブレイド

この俺より速く動ける者がいるとは・・・。

みさとりんみさとりん

四天王とは言っても、私が相手では

魔星の力なんて所詮こんなものなのよ。

デスブレイドデスブレイド

なんだとー!

四天王最強を誇るこのデスブレイドが、

お前のような小娘ごとき仕留められないはずが無い。

ならば受けてみろ!俺の必殺の奥義を・・・。

デスブレイドが消える。

 

みさとりんみさとりん

えっ?

何処に消えたの?

分からないわ?

とりあえずタイム・ストップ。

みさとりんは辺りを探したが、デスブレイドは見つからなかった。

 

由夏由夏

みさとりん、あなたの真下にいるわ。

イヤリングから由夏の声が聞こえる。

 

みさとりんみさとりん

ええっ?

足元を見ると、自分の真下にデスブレイドが潜んでいたのである。

 

みさとりんみさとりん

いやんっ。

私のスカートの中を覗くなんて。

由夏由夏

そんな事、言ってる場合じゃないでしょ。

デスブレイドは真下からあなたを一刀両断にしようとしていたのよ。

みさとりんみさとりん

真っ二つになってたまるか!

みさとりんは、その場から移動し、時をスタートさせる。

 

すると、デスブレイドが剣を一閃。

 

しかし、デスブレイドの剣先が「みさとりん」を捉える事は無かった。

 

みさとりんみさとりん

バブル・ラップ。

デスブレイドは泡に包まれる。

 

みさとりんみさとりん

私の勝ちね。

デスブレイドデスブレイド

悔しいぜ。

誰にもかわされた事の無い

必殺の奥義までもが空振りに終わるとは・・・。

みさとりんみさとりん

あなたが悪いんじゃないわ。

私が選ばれし者だからよ。

デスブレイドデスブレイド

俺は生まれて初めて戦いに敗れた。

せめて俺を倒した相手の顔だけでも見てみたい。

みさとりんみさとりん

いやーん、それは駄目よ。

みさとりんが魔星なんかに素顔を見られるなんて許せないわ。

デスブレイドデスブレイド

何故、お前は仮面を着けて正体を隠そうとする?

みさとりんは、目線を上にして手袋をした右手の人差し指で鼻の下をこすりながら、

 

みさとりんみさとりん

う~ん、何故かなぁ?

私もよく分からないけど、ほら、正義の味方は、

正体を明かさないって言うじゃない。

え~い、もう面倒臭い。

そろそろ時間よ。

シュート・イン。

デスブレイドは、ポシェットの中へと消えて行く。

 

みさとりんみさとりん

四天王といっても、この「みさとりん」にかかれば、

魔星なんて、この程度のものね。

みさとりんは、手袋をした右手の人差し指で鼻の下を擦るのであった。