みさとりんみさとりん

さて、最後の泡は誰かなぁ?

ギガントギガント

俺は、ギガント。

フェアリー・スターでクーデターを起こした正真正銘の魔星だ。

みさとりんみさとりん

クスッ、潔いのね。

それに、あなたはハンサムだわ。

ギガントギガント

俺もメデューサにやられたんだ。

みさとりんみさとりん

(私は、硬直状態だけで済んだけど・・・)

ギガントギガント

メデューサは、自分の容姿に自信が無いから、

妬みで美しい者を鏡の中に永遠に閉じ込めようとする。

みさとりんみさとりん

じゃ、鏡の中に閉じ込められなかった私は

メデューサよりブサイクって事?

怒る「みさとりん」。

 

由夏由夏

そう熱くならない方がいいわよ。

仮面で素顔が分からなかったんだから。

由衣由衣

メデューサは、仮面を剥がして、

自分より美人かどうかを見極めようとしたのよ。

ギガントギガント

そして、メデューサの鏡が割れた事で、封じ込める魔力が無くなり、

俺達が解放されたという訳さ。

そして、ギガントは、話を続ける。

 

ギガントギガント

俺は、フェアリー・スターが嫌いだ。

デビル・スターで魔星になった方が、性に合っている。

みさとりんみさとりん

信じられない・・・。

でも、何故?

ギガントギガント

俺は、風変わりだからな(笑)。

しかし、いくら魔星と言えど、寿命は10年と言われている。

フレアーは、確かに強力な魔力を与えるが、

確実に体に大きなダメージを与える。

最後は、ガンになり、死ぬのさ。

しかし、ゼウスだけは特別だ。

アイツは、もう200年は生きている。

みさとりんみさとりん

ええーっ!

200年も・・・。

ギガントギガント

そうだ。

フレアーによって様々な遺伝子が異常を起こし、

ガンにもならなければ、死ぬ事も無い体となったのだ。

そして、アイツは、他の魔星に寿命を与える事が出来る。

みさとりんみさとりん

寿命を?

ギガントギガント

ゼウスから寿命を分けてもらう事で、

数十年、数百年と生き延びる事が出来るって事さ。

それに自分は不死だから、いくらでも寿命を授けられる。

みさとりんみさとりん

あのスケベのゼウスが、魔星の頂点に君臨できている理由。

分からないでもないわ。

ギガントギガント

それにゼウスは、謎の多い魔星でな。

噂では、デビル・スターに、とんでもない物を建設しているそうだが、

詳しい事は、ゼウスと側近しか知らないらしい。

俺の知っている情報は、これくらいかな。

みさとりんみさとりん

魔星とは言え、色んな事を教えてもらったから

デビル・スターに帰る前に何かしてあげられる事はないかな~?

そうだ!

この武器だけ、持ち主が、よく分からないの。

高いフレアー反応があるから、

以前からデビル・スターにあった物のようなんだけど・・・。

ギガントギガント

おお!

それは、デビル・スターに古くから伝わる

アトラスの巨大ハンマーではないか!

しかし、メデューサにとって、こんなにも重く、不釣り合いな物を、

なぜ持っているのか、よく分からんが、まぁいい。

俺が貰っておく事にしよう。

みさとりんみさとりん

良かった。

あなたには、お似合いだわ。

みさとりんは、ギガントとハンマーをデビル・スターに送った。

 

みさとりんみさとりん

さぁ、これでやっと、全ての泡の処理が終わったわ。

しかし・・・。

 

由夏由夏

みさとりん、大変よ。

アルゴスという魔星が、フェアリー・スター星人を脅しているわ。

由衣由衣

仕事が、一段落して、ゆっくり休みたいところだけど、

急いだ方がいいわ。

みさとりんが、アルゴスの前に現れる。

 

アルゴスアルゴス

みさとりんか!

見つかってしまったからには仕方ねぇ。

お命、頂戴するぜ。

うりゃっ!

アルゴスは、みさとりん目掛けて何かを投げた。

 

みさとりんみさとりん

みさとりんは、時を止め、アルゴスが投げた物を確認した。

 

すると、それは、カッターのような刃物だった。

 

みさとりんみさとりん

ははー、これで私を倒そうって訳ね。

みさとりんは、刃物の軌道を修正し、時を流す。

 

みさとりんみさとりん

刃物は、みさとりんの後方へと飛んで行った。

 

アルゴスアルゴス

ほう、俺の攻撃を交わすとは、なかなかやるようだな。

しかし、これで俺の目的は達成された。

みさとりんみさとりん

どういう事?

攻撃を交わされたのよ。

アルゴスアルゴス

いいんだよ。

それでは「みさとりん」、しばらく、おしゃべりでもしようか。

みさとりんみさとりん

何を馬鹿な事を言っているの?

(それにしても、この余裕、なんかクサイわね)

アルゴスアルゴス

みさとりんは、彼氏は、いるの?

みさとりんみさとりん

あなたの話に付き合っている暇は無いわ。

バブル・ラップ

アルゴスアルゴス

いきなりかよ。

もう少し楽しもうぜ。

アルゴスは、泡に包まれた。

 

そして、みさとりんの背後から奇妙な音が聞こえて来た。

 

「キュイーン」

 

みさとりんみさとりん

何の音?

アルゴスが、最初に投げた刃物が戻って来たのだ。

 

そして、背後から「みさとりん」の仮面の留め紐をかすめた。

 

みさとりんみさとりん

きゃっ!

アルゴスアルゴス

チッ。

アルゴスは、舌打ちする。

 

みさとりんみさとりん

あの刃物って、ブーメランのように戻って来るようになっていたのね。

危なかったわ。

そして、仮面の留め紐は、紙一重のところで切れず、残っていた。

 

アルゴスアルゴス

お前を背後から倒せるはずだったんだが、

何故、ズレるはずの無いカッターの軌道がズレたんだ?

みさとりんみさとりん

(時間を止めた時に軌道を、ずらされたとも知らずに・・・)

クスッ。

アルゴスアルゴス

何が、おかしい。

みさとりんは、いつものように誇らしげに手袋をした右手の人差し指で鼻の下を擦っていると、

仮面がユラユラと動き、かろうじて繋がっていた留め紐が切れ、仮面がハラリと落ちた。

 

みさとりんみさとりん

キャッ!

アルゴスアルゴス

おお!

みさとりんは、すぐにマントで素顔を覆い、地面に落ちた仮面を拾い上げ、

マントの中で仮面を着け直した。

 

早速、アルゴスは、みさとりんの素顔の特徴をテレパシーでゼウスに伝えようとしたが、

泡に包まれた今、テレパシーは届かなかった。

 

アルゴスアルゴス

チッ!

これが、泡に包まれる前だったら良かったのにな~。

世紀の一瞬だったのによ~。

みさとりんみさとりん

もう、あなたなんかと関わりたくないわ。

シュート・イン

アルゴスアルゴス

ショエーッ!

みさとりんみさとりん

アルゴスを、さっさとバブル・ラップで包んでおいて良かったわ。

でも、魔星に素顔を見られてしまうなんてショック・・・。